ようこそ、カフェjusmirandaへ。
今日のお席はボリビアのウユニ塩湖です。
実際に行くには、大変な
お金と時間と労力が要りますが
ここなら好きなお席に座っていただくだけで
絶景ウユニが眺められます。
さて、今回は私たちの
食生活についてお話したいと思います。
食は主婦の要。
1日3回365日、ご飯を作るって
本当にすごいことですよね。
世の中のお母さん!(だけとは限りませんが)
毎日お疲れ様です!
こどもから大人まで、すべての世代で低栄養
自分には関係ないと思っていても
もしかしたらビタミンやミネラルが
あなたも不足しているかもしれませんよ。
食べているつもりで実は飢餓状態
日本人の1日の平均摂取カロリーは
1897kcal(2017年調査)。
終戦直後1946年の1903kcalよりも
低くなっています。
こんな飽食の時代にです。
以前とは異なる新しい「栄養失調」で、
自覚症状がないまま
低栄養状態になるという事です。
特にビタミンやミネラルは、慢性的に
足りてない人がほとんどなのだとか。
そう聞くと、自分は大丈夫だろうか…
って思いますよね。
これは高齢者だけの話ではなく、
20~30代 40代に多く、
給食世代までもが低栄養の傾向にあります。
5大栄養素が、
一つでも目標値に達していなければ
低栄養状態となり、免疫力が低下し
感染症にもかかりやすくなります。
栄養不足は万病の元となりかねません。
最も栄養状態が悪いのは30代の女性
現在の食習慣で栄養状態が最も悪いのは
30代の女性達。子育てや仕事で忙しい上、
20代の頃から既に栄養状態が悪い
ワースト世代でした。
そこから10年経過していますが、
現在はそれ以上に悪化し、
栄養不足であると考えられています。
これから先長~い人生、
食生活を見直して体やライフスタイルを
確立させましょう。
戦後直後よりも栄養不足は深刻
20~30代はビタミン・ミネラルが不足しており、
ビタミンA・D・Cの摂取量は
男女ともに目標の半分ほどです。
ミネラルが不足すると・・・
自律神経のバランスを崩したり、
貧血、骨粗鬆症、糖尿病・高血圧・
メタボなどの代謝性疾患や
イライラしたりと色々な症状が!
更に 女性は鉄分、男性はビタミンAが
かなり不足する傾向にあるようです。
鉄分不足は全身に十分な量の酸素を
運ぶことができなくなり、
頭痛や動悸、倦怠感、めまいなどの症状が・・・
ビタミンAは、目の細胞の保護や反応に
関係する重要な栄養素!
不足すると、皮膚や粘膜の乾燥、
免疫機能の低下などを招きます!
またすべての世代において
カルルシウムやビタミンB₁、
食物繊維が不足しています。
カルシウムが不足すると、
骨粗しょう症、高血圧、動脈硬化、
不安定な精神状態に・・・
ビタミンB₁不足はイライラしたり、
集中力の低下や食欲不振、疲労感やだるさ
等が体に現れてきます。
現在の50代以上の方々は、若い頃から
しっかしとした食習慣がある人が多いのですが、
現在の20~30代は カロリーは悪というイメージ強く
食事回数やカロリーを減らした結果、
栄養不足に陥ることになるのです。
栄養不足になるとどうなるのか
慢性的な栄養不足は体の機能を低下させる?!
低栄養状態をそのままにしておくと
まず筋肉が衰えてきます。
また、心臓から出る血液量も減少。
代謝は下がり、自律神経も乱れがちになって
心臓への負担が大きくなります。
そして、骨密度が38%もダウンする
という報告もあり、不調に気付かないうちに、
少しずつ成長期に作った
骨や筋肉の大事な体内組成を
切り崩していくことになるのです。
十分な栄養があなたを老化から守る
体を老化させる活性酸素を消すのが抗酸化物質。
これを体内に作り出す力は20代がピークで
40代では60%に、60代ではたったの20%に
低下してしまうのだそう。
不足する分は普段の食生活を改善して
十分な栄養で補いましょう。
食生活は人生をも左右する
若いときに蓄えた栄養もそう長くは続きません。
まずは食事を抜かないこと!
欠食はそもそも問題外です。
今日の食べ方が明日のあなたを作っています。
健康でなければ何も始められません。
臓器のリセットは20日間
食べ方で全然ちがう!
体の中では毎日1兆個もの細胞が入れ替わる
新陳代謝が起こっています。
たとえば臓器はおおよそ20日間、
皮膚は30日間、血液なら120日間というサイクルで
ほぼ全てが新しく生まれ変わっています。
過去の栄養によって、未来のあなたの体が
日々作り替えられているというわけですね。
きちんと生理機能が働いていれば、70代でも
骨の細胞は3年で入れ替わります!
摂った栄養はすべてが吸収されるわけではなく、
ビタミンB₁は66%・ビタミンB²は64%
ビタミンB₆は75%・ビタミンCは空腹時だと
34%しか体内で利用されないのです。
意外に吸収率悪いですね・・・
さらに、低栄養状態だと
細胞や臓器のリセットは遅くなりがち。
特にビタミンなどは調理過程で
平均50%もロスしてしまいます。
大事なのは栄養の吸収率!
適切な方法で栄養をしっかり摂って
健やかな毎日を送りましょう!
新鮮さも大事だけど効率も大事
野菜の購入額 = 摂取量ではない落とし穴
しっかり野菜を食べる!と自負している人でも
1日の摂取目標である350gに
届かない場合が殆どです。
総務省の調査では
サラダの購入金額は上がっているものの、
野菜の平均摂取量は目標に遠く及ばない人が
多いようです。
20~30代はなんと目標値のマイナス約100gにも!
摂取量は減少しているにもかかわらず
十分野菜を摂っていると思っている人が
多いことが調査結果に出ています。
CO₂増加は栄養価に大きく影響
当店でも以前お話した
気候変動がここでも出てきます。
アメリカの研究によると、
温暖化で育った米はビタミンB₁が約17%減
葉酸が約30%減、タンパク質が約10%減など、
大幅に栄養が減少するそうです。
シュフも温暖化のTVで観たことがあります。
昔はお米といえば新潟県産のコシヒカリでしたが、
温暖化の影響で、品質が低下し、今や
スーパーの棚で最前列に並ぶのは
違うブランド米だという事でした。
2050年までには12億人が
亜鉛欠乏に悩まされると予想され、
今後ますます効率の良い栄養摂取方法を
考えていかなければなりません。
亜鉛欠乏状態になると・・・
味覚障害に免疫力の低下、爪や皮膚の異常、
成長障害、男性はEDの可能性も!
缶詰やジュースも第三の食材として
効率よくとるなら、野菜ジュースや缶詰も
利用するといいかもしれません。
元の野菜の成分とは大きく変わりますが、
実際の食材よりもアップする栄養成分もあります。
たとえば、
トマトジュースのリコピンや、
人参ジュースのβ-カロテン、
サバ缶のビタミンB₁₂などがそうです。
加工食品は濃縮還元であったり、
添加物や糖分の過剰摂取といった
様々な問題もあります。
野菜ジュースで一日の栄養が補えるという
安易な考えはよくありませんが、
食材からの栄養をしっかり摂り、補助の
お助けアイテムとして利用するので
あればこれほど効率の良い摂り方は
ないかもしれません。
藤織は、特別な日以外は
こどもにジュースを飲ませていません。
が、そんな時も「この棚の中から選んでね」と
豆乳や野菜・果実ジュースを指定していました。
糖分たっぷりの体に悪いジュースより良い、
位で思っていましたが、
こうして勉強してみると、
加工品が悪いばかりでもないんですね。
まぁ前述したように、
添加物などの問題はありますが、
その時何を優先し 何を据え置くかであって、
一回の食事・飲食でからだが
つくられているわけではないので、
必要な時に必要なものを取り入れて
バランスをとっていくことが
大事というわけですね。
お会計
いかがでしたか?栄養について。
シュフは料理は嫌いではないのですが
難しいことはよくわかりません。
毎日、幼稚園と小学校の給食の
献立をチェックして、メニューや
メインの素材が被らないようにだけ
気を付けています。
でも今のままでは、私たち大人はもちろん
将来あるこどもの栄養も不足していると
わかり危機感を覚えました。
今日は総論でしたが、以降は具体的な
調理方法などを紹介していきたいと
思っているので、乞うご期待(^^)
どうぞ、またのお越しをお待ちしています。
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